プロテインは飲まなきゃいけないの?

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最近ぼくが筋トレをやっていることを知った親族からこんな質問をされました

「プロテインは飲んだ方がいいの?」

この親族は元看護士ということもあり、一般の年配女性と比べると健康に関するリテラシーが高いんですよね

この質問の背景には、国がタンパク質の摂取を積極的に進めているという点もあります

そういうわけで今日のお題は

「プロテインは飲まなきゃいけないの?」これになります

この記事を読んでいただくことで、プロテインは飲まなきゃいけないのかどうなのか?

どういう人は飲んだ方がいいのか?どのくらい飲んだらいいのか?

これらの疑問がすっきりと解決されるでしょう

ではいきましょう

プロテインは飲まなきゃいけないの?

回答は、各人の食事によって十分なたんぱく質が摂取できているのであれば不要、不足しているのであれば補助的に摂取することが望ましい

これに尽きます

主な理由は以下になります

  • 食事から十分なたんぱく質を摂取できているのであれば別途プロテインを摂る必要はない
  • 不要な成分を摂取しないためにあえて食事ではなくプロテインからたんぱく質を摂取するケースはあり

では一つ目の理由から解説していきます

食事から十分な量のたんぱく質を摂取できているのであれば別途プロテインを摂る必要はない

解説:

まず筋トレは抜きにして、そもそもなぜたんぱく質を摂らなければならないのかという点からいきましょう

簡単にいうとたんぱく質の役割は身体の材料です

筋肉はもとより、皮膚や髪、内臓などを構成しており、身体の15~20%はたんぱく質でできています

運動などしていなくても新陳代謝により、細胞は常につくりかえられており、その際たんぱく質が消費されているわけですね

このためたんぱく質を摂取しなければならないのです。

なるほど、たんぱく質が大事なことはわかった!じゃあどれだけ摂ったらいいんだ!

こうなりますね。

この質問に対して厚生労働省は目安を出しています

それが以下の表です

身体活動レベルはざっくりいうと、

Ⅰ:運動習慣がない人、Ⅱ:運動習慣がある人、Ⅲ:がっつり運動している人

そんなイメージですね

この表を見ると、18~29歳の男性は86~133g、18~29歳の女性(非妊婦・非授乳婦)は65~100gの摂取を目標値にしています

これらの量のたんぱく質を食事から摂取できるかたはプロテイン(パウダー)を別途摂取する必要はないと考えられます

ただ、これには問題があります

それが以下です

お肉の重さ≠摂取たんぱく質であるということ

ここで注意したいのは肉の重さ≠摂取できるたんぱく質ということです

例えば牛肉100gあたり17g(部位は今は無視)

豚肉100gあたり15g

鶏肉は100gあたり25g

一番多い鶏肉でも1/4しか重量に対してたんぱく質が含まれていません

これはたんぱく質の他に水分や他の成分で構成されているからですね

さきほど人体も15~20%はたんぱく質で構成されていると言いましたが、もちろん他の生物も同様ということです

さて、では100gのたんぱく質をお肉からだけ摂ろうとしたら、

牛肉では588g、豚肉666g、鶏肉400gを摂らなければなりません

これはかなりの量です

一日かけて食べるといっても毎日これらを食べ続けることは一苦労ですよね

もちろん豚だけ、牛だけというわけではなく毎食たんぱく質の摂取元を変えると思いますが、それでも大変です

食べる量が多いから大変、というわけでもありません

他にも問題があります

摂りたくない成分も摂取することになってしまう

お肉に含まれている成分はたんぱく質だけではありません

これらのお肉を食べたときに同時に摂取される成分として「脂質」があります

ここで出てくるのが摂取カロリーの問題です

脂質は1gあたり9kcalありたんぱく質を摂ろうとお肉を食べることで脂質も同時にとることになり、カロリーを摂取しすぎてしまうおそれがあります

牛100g あたり脂質24g→216kcal

豚100g あたり脂質35g→315kcal

鶏肉100g あたり脂質13g→117kcal

こんなにも摂取してしまうことになります

これがいやだ!と思う方は別の方法からたんぱく質を摂取することを模索することになります

問題を解決できる方法で一番手軽で早いのがプロテイン(パウダー)

その方法で手っ取り早いのがプロテイン(パウダー)を摂ることです

前置きがかなり長くなってしまいましたが、

カロリーを抑えて、かつたんぱく質をしっかりと摂りたいという方にはプロテインはかなりおすすめの方法です

これらを踏まえてまとめです

まとめ

改めて、どんな人がプロテインを摂った方がいいかと聞かれた場合、

ほぼ「すべての人」といえるでしょう

先述のお肉を毎日食べ続けることのできる人は多くありません

そうなると、たんぱく質の摂取量が少ない人がほとんどということになってしまうのです

厚生労働省の出している目安は目標量ですが、この摂取量に不足しているのであれば長期的に見たときに健康を害するおそれがあるということです

人生100年時代、長く元気に生き続けるためにはプロテイン(パウダー)の摂取によりたんぱく質を補給することの意味についてしっかりと考える必要があるのかもしれません

ぼくたちは筋トレ・フィットネスを通じて健康を獲得しようとしてます

健康を得るためには運動をするだけではなく、食事・栄養をおざなりにすることはできないのです

いっしょに学んで元気に長生きしましょう!

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