先週(2024年12月16日~19日)に開催されたIFBB 男子ワールドカップで起こったことがSNSを中心に拡散されています
どんな大会?という記事は以下から見てください
個人的にも非常に憤りを感じる事件(あえて”事件”といいます)でした
何が起こったのかみていきましょう
IFBB 男子ワールドカップで何があった?
男子ボディビルにおいて、ドーピング検査を受けず大会中・大会後に逃走した選手がいたことがわかった
当大会はアンチドーピングを掲げており、ランダムで選手にドーピング検査を実施することになっていた
問題となったのは以下の2カテゴリー
男子ボディビル60kg級
男子ボディビル85kg級
60kg級と85kg級の優勝者がドーピング検査をボイコットして大会会場から逃走したとのことです
ドーピング検査をボイコットして逃走したということは、
該当の選手は当然ドーピングをしていたということで優勝どころか参加資格もないにもかかわらず参加していたということになります
この事件については大会中に選手や応援しに大会会場にいらっしゃった方がXなどで発信していますね
何が問題なのか?
では、何が問題なのか
いくつかありますが、
まず第一に当大会がアンチドーピングを掲げているにもかかわらず、ドーピングした選手が出場したということでしょう
そもそもルールに従わずに出場することはあってはならないことです
極論、ドーピングは自己責任と考えられますが、
使うのであればアンチドーピングを掲げていない大会に出るべきであり、
ドーピングをしている選手とそうでない選手が同じ土俵で戦うべきではありません
条件が違うわけですからね
以前ボディビルダーの鈴木雅選手が世界選手権に行った時にも
「戦車に対してふんどしを締めて木刀で立ち向かうようなもの」といった発言をされていますが
そういうことでしょう
そういう選手が優勝してしまうことで起こる問題もあります
本来優勝すべきだった選手が理不尽にも負けたことになります
今回だったら60kgの川辺仁選手、85kgの木澤大祐選手ですね
もちろん後日、検査結果を受けて(今回は検査そのものをボイコットしていますが)
優勝の取り消しなど行われますが、当然後味の悪い結果になります
また、今回のボディビルだと各カテゴリーの優勝者で行われるオーバーオールに出場することができなくなります
60kg級の選手はオーバーオールの出場もボイコットしています
85kg級の選手は木澤選手に言わせると「まったく力が入っておらず、上の空だった。なにをやっているんだ」という状態だったそうです
日本のボディビルファンだと日本選手権で1位2位だった木澤選手と嶋田選手とが再度ぶつかることを楽しみにしていた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか
こういう舞台を理不尽に台無しにされてしまったわけです
事件を受けて考えること
ボディビルをはじめとしたフィットネスの業界ではドーピングについての問題が根強くあります
これらは無くなることはないでしょう
これは海外に限らず日本であっても言えることです
今回の大会に限らず、また逃亡した2名の選手の他にも複数参加していることは想像に難くありません
こういう事態に対して、正しく声を上げることが大事なのではないでしょうか
当然泣き寝入りしてしまってはこういった悪習を断つことはできません
かといって、なんでもかんでも発言するのも違います
ぼくは今回の記事を出したタイミングを今にしたのは、
先日一番の被害者の一人である木澤選手がご自身のyoutubeチャンネルで発信をされた後だからです
当事者でない人が必要以上に発言するのはどうかとも思います
世の中にはSNSを通じて誹謗中傷をする人がいます
たしかに上記の問題を引き起こすドーピングは問題です
ですが、発言する以上は責任をもって正しく発言したいものです
ぼくはまずこの点について考えたいです
そのうえでしっかりと棲み分けができればいいのではないでしょうか
まとめ
今回の記事ではIFBB 男子ワールドカップで起こったドーピング事件についてを取り上げました
問題なのは、アンチドーピングの大会にドーピングをした選手が出場したこと、
その結果理不尽に不利益を被った選手がいたことです
こういった事件が無くなることはありませんが、
そういう状況を踏まえて自分たちの発言にも注意を払って行いたいものです
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